• 臨床臨床
  • 研究研究
  • 募集募集
  • 当科の臨床研究に承諾を頂いた患者様へ当科の臨床研究に承諾を頂いた患者様へ

募集

後期研修医・入局の募集

糖尿病・代謝・内分泌内科では、初期臨床研修終了後の後期研修医及び後期研修終了後の入局者または大学院生を随時募集しております。

~令和4年度入局者挨拶はこちら~


研修プログラムの目的

当科研修プログラムの目的は、新内科専門医制度に準拠した内科系医師に必須な条件であるGeneralityに加え、Subspecialityとして糖尿病や下垂体・副腎疾患、さらには脂質代謝異常や尿酸代謝異常といった代謝・内分泌疾患の全領域において診療を行うことができ、他科からのコンサルテーションに適切に対応できる代謝・内分泌専門医を育成することです。

診療科の特徴と診療内容

糖尿病を中心として、脂質異常症や高尿酸血症などの代謝疾患、甲状腺・副腎・下垂体の異常などの内分泌疾患、これらに合併しやすい高血圧症、肥満や動脈硬化症の診療を行っています。

 

研修プログラムの概要

初期研修より連続した内科専攻医研修を行い総合内科医としての実力を更に向上させるとともに、糖尿病や脂質異常症などの特徴:代謝疾患や、下垂体疾患・甲状腺疾患・副腎疾患などの内分泌疾患、動脈硬化性疾患についての専門医修得を目指した研修を行っております。また、前述の疾患に基づく心筋梗塞、重症不整脈、脳血管障害など内科医が取り扱う代表的な救急疾患も関連教育病院での臨床研修にて経験できます。

熊本大学医学部附属病院内科専門医研修プログラム(内科基本コース、各科重点コース)*に則った内科専攻医研修を行い、特に各科重点コース*においてはSubspeciality領域(糖尿病専門医、内分泌専門医)研修として、1年目(3年次)は熊本大学医学部附属病院 糖尿病・代謝・内分泌内科(あるいは関連教育施設)において4~6ヵ月の初期トレーニングを行い、その後熊本大学医学部付属病院において他の内科診療科のローテートを行います。2年目(4年次)は熊本大学代謝内科関連教育施設(内科専攻医研修連携施設/特別連携施設)をローテートすることにより、内科専攻医、糖尿病専門医または内分泌代謝科専門医取得のための研修が可能です。また、専攻医研修3年目(5年次)から、より専門的な研究を行うため熊本大学大学院への進学も可能です。

 

サブスペシャリティ領域として、糖尿病・代謝・内分泌内科では、内科学会、糖尿病学会、内分泌学会、老年病学会、肥満学会、動脈硬化学会の指導医・専門医のもと、下記の専門医、指導医の取得が可能です。サブスペシャリティ研修部プログラムはここをご参照ください。

 


大学病院研修時の病棟/外来スケジュール

熊本大学病院での臨床研修の週間スケジュールは下記のようになっています。

また、所属医局員は非常勤医師として派遣病院でも勤務を行っております。

医局会では、研究報告、症例報告、抄読会を行い情報の共有をしています。

・病棟医1年目の習慣スケジュール

糖尿病・代謝・内分泌内科の研修病院

糖尿病・代謝・内分泌内科での臨床研修は、大学病院以外でも下記に示すさまざまな研修病院で行うことが可能です。


学位取得について

糖尿病、動脈硬化症、内分泌疾患、肥満・メタボリックシンドロームの基礎・臨床研究を幅広く行っています。大学院生も随時募集しており学位取得のため、下記のグループに所属し研究に従事していただきます。

糖尿病研究グループ

膵β細胞傷害(小胞体ストレス等)やインスリンシグナル伝達系の解析、褐色脂肪組織の糖代謝への関与、などの基礎研究を、先述のMETを用いた糖代謝改善および膵β細胞保護を目指した研究などの臨床研究を行っています。また単球-マクロファージを介したインスリン抵抗性機序の解明とその治療応用に関する研究も行っています。

糖尿病合併症・動脈硬化研究グループ

糖尿病合併症についてミトコンドリア由来活性酸素の関与に関する基礎研究を中心に、各種薬剤による糖尿病大小血管合併症進展抑制効果に関する研究や、糖化終末産物(AGE)の非侵襲測定法開発に関する研究を進めています。動脈硬化症について、単球-マクロファージを中心とした新たな動脈硬化症発症機序の解明と治療法開発を目的とした研究を行っています。

内分泌グループ

副腎疾患、特に原発性アルドステロン症の耐糖能異常発症メカニズムに関して、分子生物学的手法にて基礎・臨床の両面からアプローチし、病態を解析しています。

大学院生スケジュール

学位取得後の海外留学

アメリカを中心に留学しています。最先端の研究を行うとともに、世界中に共同研究ネットワークを築いています。学術研究のみならず、語学の上達のため、家族との大切な時間のために積極的に開学留学を支援しています。

 


内分泌・代謝内科入局後の進路

当科では、大学病院・関連病院での代謝・内分泌疾患の臨床を続けられる方や、学位取得後から糖尿病・内分泌・動脈硬化の研究者となり、さらに海外へ留学する人も多くいます。また、代謝・内分泌領域以外のサブスペシャリティを習得するため、大学病院救急部や関連病院の救急科で研鑽を積まれる方や、関連病院で一般内科をさらに研鑽され、開業する人も多くいます。

このように当科では、糖尿病・内分泌・脂質代謝の臨床及び研究はもちろんのこと、他の研修病院と連携して幅広く研修することが可能となっています。