• 臨床臨床
  • 研究研究
  • 募集募集
  • 当科の臨床研究に承諾を頂いた患者様へ当科の臨床研究に承諾を頂いた患者様へ

沿革

昭和14年10月、熊本医科大学(官立、熊本大学医学部の前身)に附属研究所として体質医学研究所(体研)が設立されました。体研は順次整備され、昭和17年には4部門の一つである体質臨床学部門が設立され、これが今日の代謝内科の母体となっています。この初代教授に、北京大学教授の木田文夫博士が就任。木田教授は終戦をはさみ、昭和24年まで在籍されました。在籍中は旺盛な著作活動を続け、戦後、「知恵遅れの子ども」の本はベストセラーとなり、第37回日本医師会最高優功賞を授与されました。

昭和24年、新制大学の発足で従来の体研は医学部ではなく大学本体の「附置」となり、熊本大学体研成人体質学研究部と名称が変更されました。木田教授の転出後、後を継いだ第2代、宮尾定信教授は熊本大学医学部助教授から着任、以後17年の長きにわたり重責を全うされ、従来未開拓であった成人病領域(高血圧、糖尿病、脳卒中、心臓病)の体質学の体系化に成功されました。

第3代、鵜沢春生教授は九州大学医学部講師より昭和47年に着任、以後15年間在籍され、動脈硬化、脂質代謝、高血圧に関する数多くの業績を上げられています。昭和59年4月、体研は廃止転換され、熊本大学医学部代謝内科学となり、全国でも初めての専門講座が発足しました。

第4代、七里元亮教授は大阪大学医学部第一内科助教授より昭和62年に着任、平成12年3月に退官されるまで13年間在籍され、研究・診療体制を拡充するとともに、地域医療のレベルアップにも尽力されました。

第5代、荒木栄一教授は平成12年8月、熊本大学医学部代謝内科講師より昇進され、臓器別診療部門の代謝・内分泌部門としてこれまで以上に診療体制を充実していくとともに、高度先進医療を推進し、さらには優れた専門医師の養成を図られています。